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UC治療をしながら(+コロナ禍)の妊娠・出産について先生に聞いてみた。

2021年初⭐︎診察日。 診察初め! 

はじめに述べておきますが、妊娠したわけではありません(笑)

不肖わたくし、そろそろ結婚一周年であり子持ち願望もあるため、あらかじめ主治医の「妊娠・出産」に対する見解を確かめておきたいなと。

いつもの問診後に尋ねてみたら、温かくも心強いお言葉をいただいたので、記事の最後に紹介します。

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まずはいつもの問診。

数週間前にも来院して採血と検便の提出だけ済ませていたため、今日はその結果について。


カルプロテクチン検査の結果、値は150。

先生曰く「青信号寄りの黄色信号」だそうです。

実はここ10日ほど(検便提出後)、鮮やかな赤い血がトイレットペーパーや便の最後らへんに付着したり、白やピンクの粘膜が出てくることもあるんですと話したところ、やっぱり炎症起きてるんですねと。

(排便頻度は0〜2回/1日、便の硬さや形状は健康時に近い、下痢ではなく便秘っぽくて、いきんだ時に血が出る。)

サラゾピリン増やしましょうかと提案され、朝晩5錠ずつ(1日10錠)だったのが、2錠増えて朝晩6錠ずつ(1日12錠)に…。

サラゾピリンって錠剤が大きいので、飲みにくい人は一日3回4錠ずつとか、4回3錠ずつとかにしてますよ、それでもいいですよと。ただし私の場合、日中は仕事の合間に薬を飲むのを忘れがちなので、朝晩2回で済ませるつもりです。

 

また、血液検査の結果、亜鉛の欠乏が見られるので、亜鉛補給のため「プロマック」という胃薬も新たに飲むことに。

亜鉛が欠乏すると肌荒れや味覚障害が起こることもあるといい、「今、味覚障害になんてなったら(コロナ疑われて)隔離されちゃうでしょ」とのこと。確かに。

また、亜鉛が十分にあったほうが傷の治りが良くなるため、炎症も治りやすくなるのでは、とのことでした。

 

プロマックは胃薬なので副作用はめったにないけど、初めて服用するので念のため様子見で、次の診察は前回よりも短いスパンとなりました。(それでも8週間後って結構空いてる気がする)

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で、問診と次回の予約が済んだところで「あの〜、私、将来的に子どもを持ちたいなと思ってまして…妊娠中の治療について聞いてみたいことがあるのですが。」 と切り出し。

 

Q.現在服用中の薬で止めた方が良いものはありますか?

→A.特にないが、妊娠が分かった時点で必要最低限の薬のみにするのが望ましい。

 5-ASA製剤ですか?と聞くと「サラゾピリンとアザニン」とのこと。アザニンは以前は妊娠中は禁忌とされていたが、数年前から服用可になった。また、亜鉛を補う「プロマック」、ヨウ素を補う「フォリアミン」も必要に応じて続けた方が良い。

 

Q.妊娠はやっぱり寛解の時が良いですよね?

→A.Yes.

やー…でも何年も寛解してないからなぁ…(自覚症状がなくなっても毎年内視鏡で見ると炎症がある)、と本音を漏らすと、まぁそうは言っても子どもは授かり物ですし、なるべく寛解の時が良いというだけであって、寛解していない時に妊娠が分かっても大丈夫ですよ、と。

 

最後に、里帰り出産するのかと聞かれ、決めてないけど里帰りも視野に入れている(取らぬ狸の皮算用ですが)と話すと、まぁコロナもあるからね〜その時の状況次第か〜という流れで、そもそもこのコロナ禍で進んで妊婦になるのって勇気要りますよね…と言ってみる。

感染リスクもあるし医療現場もひっ迫してるし、医療従事者の一人として先生は正直なところどう思われるんだろう?と気になり。

すると、通院先が突然コロナ受け入れ病院になり、出産直前で転院することになって困っている妊婦さんもいるからね。まぁここはそうなる可能性低いけど、と前置きした上で、でもコロナが収束するまで妊娠しないってわけにもいかないよね。授かり物だし、おめでたいことだから我々は全力でサポートするまでです、と。

 

あくまで先生個人の見解だと思いますが、患者が欲しい言葉をくださった。なんて心強いんだ…ってちょっと泣いちゃいましたね。

私と同じようなことを気にしている患者さんに、こういう安心させてくれる主治医がいたらいいな、と思いました。

 

【内服】※変更あり

※サラゾピリン5000mg→6000mg

フォリアミン5mg

アザニン100mg

ミヤBM6g

ビオフェルミンR18mg

アルファロール0.5mg

※(新規) プロマックD錠150mg


【注腸】※変更なし

ペンタサ注腸

レクタブル(体調が悪い時のみ)

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